「うちの子にはまだ早いかな?」と思っているうちに一番大事な時期を逃してしまう人が多いようです。
言語教育の専門家キャロライン・ブレークモア氏は「生後6カ月まで1ヶ国語しか効かずに育つと「他の言語の習得に必要な神経細胞は刈り込まれる(無くなっていく)」と言います。
赤ちゃんは生後2~3カ月から、母国語で使われている特定の音に耳を合わせていきます。日本人はLとRを聞き分けられない人が大多数ですが、この時期の赤ちゃんは2つの違いを明確に聞き分けています。日本語と英語は周波数が違いますから日本語に慣れてしまっている大人には英語で使われる高い周波数の音は聞き取ることができません。
上記のグラフは脳の細胞同士をつなぐ「シナプス」とよばれる部位の数を示したものです。「シナプス」は脳内の神経細胞同士をつなぐジョイント部分で、脳内の連絡網を作るのに重要な働きをしています。「シナプス」が増えるということは、細胞ネットワークがそれだけでたくさん出来上がることを意味しています。
「シナプス」は生まれてから2カ月くらいで一気に増え8ヶ月で一生のうち最も多い数になります。シナプスは 1歳になるころに減り始め、10歳ごろまで少しずつ減り続けます。
シナプスが多すぎる状態のままでは刺激の伝達効率が悪いので余分なシナプスを減らして無駄のないネットワークにいていくための整理が行われているのです。
この時期にひとつの刺激を繰り返し与えるとその刺激をコントロールするのに適したシナプスだけが残り、他のシナプスはなくなっていきます。